ニュージーランドの税について
この記事では、ニュージーランド(NZ)の税制についてまとめています。
これから長期滞在で就労予定の方の参考になれば幸いです🌱(2023年10月現在)
NZ国税庁のHPはこちら:www.ird.govt.nz/income-tax
※こちらの情報は2023年10月時点のもので、変更される場合があります。
ニュージーランドの主な税金には以下があります☝️
所得税(Income Tax)
給与やビジネスから得られたお金に課税。NZは累進課税のため収入に対して税率が変わります。個人所得税は国税庁によって徴収される。
納税対象者:ニュージーランドに連続12カ月のうち183日以上滞在している、または家や家族を持っていたり、社会との繋がりがある人で永住の拠点があるとみなされる人が対象。
所得額 | 税率 | 所得税額 |
---|---|---|
0~1万4,000ドル | 10.5% | 1,470ドル |
1万4,001~4万8,000ドル | 17.5% | 5,950ドル |
4万8,001~7万ドル | 30% | 6,600ドル |
7万0,001~18万ドル | 33% | 3,300ドル |
18万ドル~ | 39% | 0ドル |
消費税(GSTと言われるもの:Goods and Services Taxの略)
GSTは付加価値税で、ほとんどの商品とサービスに適用される。標準のGST率は15%。なので日本と比べると多くのものが高いです。🥶
消費税(GST)率 | 15% |
徴収されるタイミング | 販売時 |
輸出品 | 0% |
課税されないもの | 居住用の家の家賃 銀行など金融機関の手数料 |
物品税(Excise Tax)
物品税はたばこ、アルコール、ガソリンなど特定の商品に課せられる。
法人税(Corporate Tax)
企業の利益に課される法人税率のこと。利益に対して法人税28%を支払う(内資、外資とも同じ税率)
自動車税(Rates of Motor Vehicle)
- 自動車登録料(Vehicle Registration Fees)
ニュージーランドで自動車を登録する際、登録料が課される。登録料は車の種類、排気量、年式、および他の要因に基づいて異なる。これは道路の使用権を取得するための費用であり、車を運転するためには登録が必要。 - 道路利用料(Road User Charges)
一部の車両、特にディーゼルエンジン車両に道路利用料として課せられるもの。道路利用料の金額は、走行距離に応じて決定される。 - 自動車税(Vehicle Excise Duty)
自動車税は特定の種類の車両に課せられ、通常は軽商用車などの商用車に適用される。この税金は車の種類、重量、および排気量に基づいて計算される。ワタシ我が家はディーゼル車なので自動車関連の出費が重い、重い…電気自動車に変えようと話しているこの頃デス…🥶
資産税(Property Tax)
資産税は主に地方自治体によって徴収される。土地や建物などの不動産の価値に基づいて課税。
関税(Customs Duty)
NZ以外の他の国から商品を輸入するとき、それらの商品にかかる税金のこと。関税率は商品の種類に応じて異なる。
その他の税(Other)
・相続税および贈与税(Estate Tax and Inheritance Tax): ニュージーランドには相続税や贈与税はない。ほとんどの場合、相続を通じて受け取った資産に課税がかかることはない。不動産購入税、印紙税もなし。
・環境に関する税、特定のサービスやプロジェクトの資金調達に寄与する地方税金などがある。
以上、ニュージーランドの税制についてのご紹介でした🇳🇿
情報引用元:https://www.jetro.go.jp/world/oceania/nz/invest_04.html(JETRO)
https://www.ird.govt.nz/income-tax/ (Inland Revenue Department)