ニュージーランドでサステイナブルな暮らし
先週末、オークランドの北部に位置するWhangarei(ファンガレー)へ行ってきました。オークランドの中心地から車でおおよそ3時間。この記事では、そんなファンガレーに住む友人宅で過ごした「サステイナブルな暮らし」を紹介しています🌿
NZ人の友人(仮名:カレン)宅にお泊まり🧳
カレンには3人の子供がいますが、皆成人し巣立っていき、今はゆっくり好きな場所で好きなように愛犬と一人暮らし✨今回、初めて泊まらせて頂きました🙌
🌿カレンの生活スタイル
・季節問わず毎朝サーフィンへ
・半自給自足の生活(パンやミルクなど一部食品はスーパーで調達)
・家の農園でバナナ、レモンにリンゴ、穀物類を育てて一部を販売
・電気は太陽ソーラーのみ
・キッチン、シャワー、トイレは全て家の外!
・屋内にあるのはベッドとテーブルのみ
・旅をしながら寝泊まりできるバン(Van)を所有
初めてカレンの家を訪れた時「え?こんな草の生い茂った山奥に家があるの?」と不安になりながら運転したのを覚えています。
それこそ「秘境!こんなところに日本人!?」の番組並みの暮らしw
彼女の家に着くや否や、ぼっとん便所に、外付けのシャワー、キッチンまで外にあってビックリ👀さらに草木の中からカレンが斧を片手にやって来て「お土産に持って帰りな〜🍌」とバナナを一房?一本?ごっそり木ごとくれました😂
カレンにいくつか質問!
この生活スタイルにしたきっかけは?
よく考えてみて、私たちの身の回りにある物、お店で買うもの…基本、口にするもの以外、全てゆくゆくはゴミになるものばかり。そう考えると、そんなに物は必要ないなって、気づいたの。それからはずーっと、この暮らし。
単純に、自然の中で暮らすのが好きなのよ。人里離れて静かに暮らせる場所が。どうやって生計立てているの?
色々しているわ。学校の先生をメインにしながら、週末はバンにアイスを積んで、アイスクリーム屋さんをしたり、庭で作った野菜やフルーツを売ったりね、楽しいわよ。
家にヒーターや暖炉も見当たらないけど、冬はどうしているの?
あははは😂寒そうに見えるでしょう?それがね、床に工夫があって日中の熱を溜め込んでくれるから、冬でもそんなに寒く感じないのよ。
電気が切れたらどうしているの?
そうなのよね、ニュージーランドの冬は特に曇り空・雨の日が多くて十分に電力蓄えられないから、実は冬に備えて発電機を買う予定なの。非常時のこともあるから一応ね。でも、それ以外は太陽光で充電した電力だけで十分よ。
カレンの家は草木に囲まれた中にあり、車や人通りも少ないのでKiwi(キーウィ)や Glowworm(グローワーム:土ボタル)を自然に見ることができます。両者を見るにはお金を払ってツアーで見にいく人が多い中、貴重な体験ができました🌿
私たちの周りには物で溢れていて、今やお店に行かなくてもネットで注文できる本当に便利な世界。一方、TVやSNSなどの広告に踊らされて「持たなきゃ行けない」「買わなきゃいけない」=「必要だ」と、まるで潜在意識に刷り込まれ購買を促進させられているかのようにも感じます。私は日本にいる時、広告を見てはお買い物に出かけ〜外食を楽しんでいました。でもニュージーランドに来てからは、物価が高いことも一つの理由ですが「買わなくてもなんとかなる」「自然を楽しむ」「あるもので暮らす」精神に変わっていきました。そもそも日本のように商品の選択肢もないですし、不便に感じることも多々ありますが、それでいいのかな。と🌿 なければないで「じゃあ、どうしよう」と考えますし、むしろ生活が楽しくなりました🌿
将来、日本で暮らすことになっても、NZで暮らしているようにシンプルな生活を送っていきたいな、と思った友人宅での滞在でした🌿